アメリカンユートピア

アメリカンユートピアを観てきました。毎日渋谷には通勤してるのだけど、新しくなったパルコには初めて入った。ビルの外周に沿うように螺旋階段状に各階を移動できるようになっていたり、松尾ジンギスカンの店なんかがあったり、なかなか楽しい建物だった。札幌にいた子供の頃、思い描いた将来の夢の一つとして、ビール園でラム肉をプロレスラーみたいにむしゃむしゃ食べながら、力士みたいに大ジョッキをガブガブ飲みまくる。というのがあったのですが、アル中おじさんになった今となっては、まさに夢幻となってしまい、残念無念でございます。

映画の中で、デイヴィッドバーンが観客に選挙での投票を促すシーンがありまして、観客の20%にだけ照明を当てて、地方での投票率はこんなもんです、なんて言うのですけど、すごくビジュアルとして分かりやすいし、ショッキングだし、良い演出だなあ、と思いました。20%って相当ですよね。日本の投票率より酷そうだ。一昨日の都議選は何パーだったのだろう。(検索中)42.41%だそうです。20%の倍ですね。にしたって、低い事には変わりない。どうすれば上がるんでしょうね。お菓子とか配れば、若者は行くんじゃないですかね。盆踊りみたいな感じで。私だってお菓子もらいに行きます。

最近は泡沫候補が少なくて、ちょっと寂しいです。マック赤坂さんは、どこかの議員になったんでしたっけ。マックさんの選挙を追いかけた「立候補」という映画があるんですけど、良い映画ですよ。おすすめです。何にせよ、選挙にお金がかかり過ぎるから、世の中変わらない、というのはあると思いますね。給料も高すぎるんでしょうね。本当にやりたい人が、議員になりやすくなって欲しいです。

映画の話じゃなくなってしまいましたが、アメリカンユートピア、良かったです。面白い事できるかどうかに、年齢は関係ない。デイヴィッドバーン素敵だぜ。