キンモクセイ

キンモクセイが不意に香ってくる事が急に増えて、今年も今年とて、ちゃんと秋になってくれて良かったなあ、と思います。もうずっと夏なんじゃないかと、二か月くらい前には思っていた。38度とか、人が生きて行くにはちょっとヘビー過ぎる。勘弁してほしい。とは言ってもまた来年には暑くなるんだな。今年は、もう北海道に帰ろうかと何度も思った。

その北海道にキンモクセイは無いので、香りに気付いても郷愁を感じたりはしないのですが、いい香りですよね。固有名称の説明無しで進めますが、プカプカブライアンズで名古屋にライブで呼ばれた時に、小田井さんの実家である立派なお宅に一行で泊めて頂いたのですが、そのお庭にあったキンモクセイの香りを嗅いで、ええ香りやなあ。わしはキンモクセイの香りが一番好きや。みたいな事を仰ってたタミオーさんが、こんな話し方だったかは定かでは無いですが、九州生まれで沖縄や関西にも住んでたタミオーさんは不思議な話し方をする。今はそこに世界中の国が混ざってるのかもしれない。とにかく、その時にタミオーさんに教わって、キンモクセイの事は覚えました。なので、キンモクセイの香りを嗅ぐと、私はその時の事を思い出します。何年前でしょうね。その時呼んでもらった野外のイベントでは、ヴェガポップもライブをやっていた。今井さんは元気だろうか。ろくに音源のセールスしてない事を、年に二回くらい申し訳なく思う。折角CDまで作ってくれたのに。ライブやろうかな…どうやってやるんだったか…