食材ハンターヤマザキ

風呂場で鼻毛に白い毛を発見して仰天。カラダのあらゆるモジャモジャ部分を隈なくチェックしてしまった。白い毛は見当たらなかったけど、きっとそんなのも時間の問題で、その内白くなって行くのだろう。四十を越えてからはもう、新年だったり誕生日だったり、一年で区切る事にほとんど意味を見出せなくなって、四十四も四十五も大差無えだろ、なんて毒づきたくなるだけなのだけど、きっと元々は、一年無事で良かったですね、というお祝いなのだろうから、もっと祝賀すべきものなのでしょう。年取りの晩は間近。めでたい!新年!やったぞ!2021!もうすぐだ。

とは言え、この時期の何がむかつくって、スーパーの品揃えと値段設定が急に変わることで、普段は成城石井とかでしか見ないA5和牛とか、生の本マグロとか、数の子カニ金時人参、くわい…などなど、高級食材とおせち野菜ばかりのさばり出して、100g89円の鶏ももとか、199円のモロッコ蛸とか、ゲット感の高い食材が何も無くなってしまうことです。イベント感に乗って、楽しめればいいのだろうけど、北海道の人はおそらく、おせちを食べる習慣があまりない。私の家も無かったし、父方、母方、どちらで集まってもほとんど食べず、七面鳥とかグラタンとか食べてた。欧米か!みたいな。おせちなんて食べても楽しくない。あ、でもカニはあったな。北海道では毛ガニをよく食べます。安くて旨い。

でもでも。私は先ほど見つけてしまいました。この時期の食材ハントの方法を。畑で収穫した小豆を煮ようとしたら砂糖が切れてたので、閉店間際にいつものスーパーに行ってみたら、松坂牛のミンチと本マグロが半額!半額でも高い!けど買ってみたらゲット感高し!祝いの年取りだしな。この時期に酒に使ってた金を思い出せば、大した事も無かろう。どうしてくれようか、松坂ひき肉。やっぱハンバーグ?ああ、あれだ。メンチカツ。みんな行列してるやつ。あれにしよう。