酒蔵のビール

今週末、青森に住んでいる弟を訪ねます。何か土産でもと思い、ビールが好きだった弟に、オゼノユキドケという、群馬の日本酒蔵が作ってるクラフトビールを持って行ってやろうと思った。

私が7,8年前に、ちょっと働いていた居酒屋は、いわゆる銘酒居酒屋というやつで、日本酒が何種類もあったのですが、ビールにも拘って、そのオゼノユキドケのホワイトビールを生で出してまして、それが売りの一つでした。あれは美味かった。懐かしい。それを持って行ってやろう、と思ったのですが、何年か前に生産を終了していた。

飲まなくなった間に、色々変わってるものだ。当たり前だけど、酒場というものにもしばらく足を踏み入れていない。客としても従業員としても。三角地帯のあの店は続いてるだろうか。誰かまだ残っているかな。

もうすぐ四十になるというのに、毎日毎日ぶっ飛ばされながら、ありとあらゆる罵詈雑言を浴びながら、何であそこにいられたのだろう、と、たまに思い出すけど、靄がかかったようで、うまく思い出せないことも多い。連続飲酒入ってたし、かなりボケボケだったのでしょう。お前は絶対4,5年で死ぬ、って酔っ払った板長さんによく言われた。何でですか、死にませんよ!、と、ぐでんぐでんに返したものです。ははは。生き残った、俺!

辞める前の2か月ほど、月メニューの作成に加わらせてもらって、二つメニューを考えた。自分も無茶苦茶だったし、店も無茶苦茶だったけど、あれだけはいい思い出。結構好評で、青年実業家風情のお客に、おれが金出すから店やろうぜ、なんて言われて、酔っ払いって怖!と思いました。気持ちでかすぎだろ。それ、僕が初めて作ったメニューっす。とは言わなかったけど。

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関係ないけど、今日仕事中に駅で拾った折り紙の象。すごくないですか!?