Beautiful Girl

今年で45になりました。まさかこんな童貞感丸出しの浪人生みたいなマインドのまま中年のおじさんになるとは思ってもみなかったのですが、童貞感丸出しの浪人生みたいなマインドのままおじさんになったので、年を取るなんてそんなもんなんだろうな、と思います。年齢に意味付けして色々思い悩んだりしがちですが、私も無かったことはないですが、所詮ただの年だろ、と最近は思います。童貞感丸出しの浪人生みたいなマインドのまま還暦を迎え、童貞感丸出しの浪人生みたいなマインドのまま死の床につく。そんな気がする。その位あっという間だとしか思えない。今から分別のついた大人になるには、残りの人生は短すぎる。我ながらなめた野郎だし、ぶっ飛ばすぞこの野郎!と言われ続けたし、これからもどこかで言われるんでしょうけど、実際なめた野郎なのでしょうがない。

 

今、ぱっと思いついた同い年の有名人。上原浩治高橋由伸松井稼頭央、アレックスロドリゲス、アレンアイバーソン、オマールロドリゲスロペス、神田うの鈴木蘭々坂口憲二…日本のミュージシャンが誰も出てこない。誰かいたっけ。うむむ。

 

そして、ショーンレノンが同い年です。私は、ジョンレノンが歌ってるのも、亡くなった時のニュースも記憶にないですが、さすがに彼は覚えているでしょう。亡くなり方が亡くなり方なので、ショッキングすぎる記憶だと思いますが…

ジョンレノンの息子に生まれて、良かったと思ったこともあると思いますが、生きづらいと思ったことの方が多かったのではないかと、勝手に想像します。勝手に想像されて余計なお世話かもしれませんが、何でこんなに生きづらい!何でジョンレノンの息子だ!俺は!と思った時に、やっぱり彼は、亡き父が、自分の事を歌った歌を聴いたのではないかと、勝手に想像します。勝手に想像されて余計なお世話かもしれませんが、やっぱりビューティフルボーイを聴いたと思うのです。聴いたよね。どうですか、ショーンさん?

 

私の娘が将来、自分の父の事を思い出した時に、ああ、これは私の事を歌った歌だ、と思って聴ける歌を残したい、と思って、Beautiful Girlという歌を作りました。だって、明日死ぬかもしれないし。あまりにもショーンとジョンの事を思いながら作っていたので、サビのメロディがBeautiful Boyになってしまったのですが、偶然なのかわざとなのか、自分でもよく分かりません。何かそうなったのです。歌詞は意図的に寄せたけど。この歌が出来て、よし、一つ爪痕残した、と思いました。娘になのか、自分になのか。どうなのか。私の母親は、4才の時に45才の父親を亡くし、記憶に無いそうです。お父さんに会ってみたかったそうですが、お父さんも会いたかったでしょう。私の娘も、もうすぐ4才になります。明日私が死んだら、何か覚えててくれるだろうか。

 

 

「Beautiful Girl」は、アルバムの3曲目に入っております。私の作品をお買い上げいただき、聴いてみてくださると幸いです。1000円でございます。お買い上げは、キコリレコードにてお願いいたします。かしこかしこ。